海上釣堀に着いて、釣り開始までにすることは。
まず、受付を済ませ、釣り座を決めることですね。
この釣り座の決定方法は釣堀によって様々です。
到着順に釣堀(枡の位置)、釣り座が決められるところと、
抽選で決まるところとがあるようです。
その釣堀のルールに従いましょう。
自分で選択できる場合の条件は、2つ。
できれば太陽を正面に受けないようにすること、
風上に釣座を構えること。
特に浮き釣りの場合、太陽が出て、正面に日があると、
まぶしくて浮きが見難くなります。
また、風下、特に正面から風を受けると、
仕掛けが絡みやすくなり、竿捌きが大変です。
そして、海上釣堀の場所の潮の流れがわかれば、
潮下でスタートしたいものです。
潮見表などで、満潮時間と干潮時間位は調べておきたいですね。
海上釣堀の場合、海に1辺10m四方くらいの筏を浮かべ、
網をぶら下げた状態になっています。
筏からまっすぐな状態で網がぶら下がっていることは少なく、
潮の流れによりどちらかの方向に傾いていることが多いです。
ですからできれば潮下の方が釣りやすくなります。
その上、冬場はもともと入っている鯛などは、
深場に集まっている可能性が高いので、潮下がいいのです。
もう一つの要素として、
その枡に魚が放流されるときの場所の反対側というのがあります。
放流された魚は、その場にとどまることはなく、
少しはなれた場に動くという性質があります。
これらを合わせて、釣り座を決めましょう。
海上釣堀では、無料でスカリとタモは貸してくれるところが多いと思いますので、
釣り座に持っていきます。
そして、釣り開始までの時間に竿をセットします。
鯛釣り用の竿に浮きをつけ準備してきたハリスをセットし、
底取り錘をつけ、竿下、中央の水深を測ります。
釣るポイントの水深に合わせて浮き止め糸を目印に結びます。
そして、実際に浮きを止める2つ目の浮き止めは
そこから50cmくらい上になるようににセットします。
これで、底から50cmの所を釣る準備ができました。
浮きの負荷の微調整は、餌を付けない状態で、トップがすべて出るくらい。
ミック1つで、トップが一色沈むくらいが理想です。
餌を使いやすいように、器などの取り分けておきます。
釣り開始の時間がくるまでまだ時間があるようなら、
残りの竿の棚取りなどもしておいてもよいですね。