海上釣堀での釣り方は基本的には浮き釣りでよいと思います。
好みで脈釣りをする人もいらっしゃいますが、
ある程度の範囲を探るには浮き釣りが一般的でしょう。
海上釣堀では一人が一度に出せる竿は1本ですが、
対象魚によって仕掛け竿を変える人も多いです。
青物を狙う場合は、
仕掛けも大きくなりますし、釣れる魚も大型になりますので、
耐えられる竿を使うことになります。
竿は3mから4mくらいまでの、磯竿でいう3号から5号くらいのものが必要です。
船つり用の竿でも十分です。
あまり長い竿は、枡がさほど大きくないと思いますので、
取り込み、取り扱いがしにくく、他の人の邪魔にもなりかねません。
ですから、4.5m以上の竿はお勧めできません。
最近は釣具屋で、海上釣堀用の竿をそろえているところも多いですから、
これからはじめようという場合は相談して購入するのも良いでしょう。
鯛、イサキ、など小物から中型のものには、あまり固めの竿ではなく、
魚の力をいなす意味でも柔らかめの竿のほうがよいでしょう。
といっても、鯛の50cmクラスがかかることもありますから、
磯竿なら3号程度のものとなりますね。
よほどこだわりがあれば別ですが、それほど、高性能の竿をつかうことはないでしょう。
ウキ釣り | ||||||
入 門 竿 お 勧 め |
ダイワ シーパラダイス | シマノ シーマーク | ||||
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上 級 竿 |
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リールは3000番台から5000番台の中型リールに、
6号程度の道糸が100m巻いてあれば良いでしょう。
リールは海上釣堀専用というわけではないので、
金額的に許される範囲で上位のものを購入されることをおすすめします。
きちんとメンテナンスをして使えば、10年以上使えます。
私は、個人的には、シマノの製品が好きで
現在、釣り堀用にしているリールは15年以上つかっているバイオマスターですが、
一度も故障したことがなく、タチウオ狙いで防波堤でテンヤを投げたりしています。
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最近はPEラインを使う人が増えていますが、
竿さばきに自信のない人はナイロンの道糸を使われることをお勧めします。
PEラインは、細くて強く、糸癖もつきにくいのですが、
竿先に絡んだりするトラブルも多く、
気がつかずに、竿先を折ったりすることもあります。
浮きは好みがありますが、あたりの見やすいものをお勧めします。
個人的には棒浮きをお勧めしたいところ、繊細なあたりも取れるので、
小さなあたりしか出ないときでもわかりやすいです。
負荷は05号から3号、これに適応するクッション付錘をつけます。
活きアジなどを使って青物を狙う場合は、棒浮きより玉浮きなどで浮力の大きいものを
使います。
釣る棚が3m以上になりますので、浮きは半誘導タイプの設定になります。
浮き止めは、ゴムのものとひも状のものがありますが、
棚ボケしないようにする必要がありますね。
棒ウキ | 自立浮き | 青物浮き | ||
釣研 BMスリム |
キザクラ 自立チヌ |
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ハリスは、フロロカーボンの3号から6号。
青物や大型の魚の場合は太いハリスに大きな針となります。
鯛やイサキなどの場合は少し細いハリスで、針も小さめ。
伊勢尼針や、真鯛専用の10号程度でしょう。
ハリスを細くして針かかりした魚をバラスと、
他の魚の活性も一気に下がりますので、
食いが悪いからといってハリスを必要以上に細くしないように。
そういう場合は針を小さくすることをお勧めします。