海上釣堀では大体3回の放流があり、
そのうち2回が鯛で、1回が青物というのが多いです。
鯛の放流が終わり、ひと段落すると青物の放流の時間が来ます。
青物となると、いくら冬場だからといっても
柔らかい竿や細い仕掛けではあがりません。
竿ごと仕掛けを変えるほうが楽です。
鯛は底から釣り始めて当たりが出ないと、
だんだんと上に上げていきますが、
青物は逆になります。
餌は生き鯵、鰯、カツオの切り身などが用いられますが、
浮きは3号以上で、ハリスは6号くらいが適当でしょう。
棚は最初は上から3mくらいから始めます。
生き鯵が泳ぎ回るときは、尾びれをカットすることも
一つの方法とされています。
青物がかかった場合は、小さな枡の場合は周りの人は
仕掛けを上げるほうが得策です。
お祭りの原因となりますので、他の人にかかった場合は、
できるだけ自分の仕掛けは回収しましょう。
もし、自分に魚がかかった場合は、周囲の人に「魚がかかりました!」と
声をかけると良いですね。
また、少し活性の低いようなときは、
青物がかかったなら、しばらく走らせてその枡の中の
活性を上げることも出来ます。
貸切などで言っているなら、特に声をかけて活性を上げると
よいでしょう。
青物が一尾あがると、続けてあがるものです。
活性の高い間に、青物は釣ってしまいたいものですね。
青物が動き回っている間は、鯛は網の隅のほうに固まってしまい、
合間に鯛が釣れるということは少ないです。
冬場は青物も深いところにいることが多いですから特にですね。
ですから、青物が釣れている間は、青物を狙うことが得策です。
そして、少し落ち着いたら、また鯛を狙うという方法がよいと思います。
こうしたことは、このDVDでは詳しく解説してありますよ。
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釣り堀名人、坂口昇の海上釣堀必釣法